Thomas Farms Lambの商品例:
フォアクォータ
ヒツジを横から見て三分割した際の首側の部分をFore(フォアクォーター)と呼びます。
部位の概要
位置:
ラムの肩部分(前脚の近く)に位置しており、肩甲骨の周辺に広がる部位。
肉質:
適度な脂肪があり、赤身の旨味がしっかり感じられる。筋肉がよく使われる部位のため、やや弾力があるが、調理次第で柔らかく仕上げられる。
特徴:
脂肪と赤身のバランスが良く、風味が濃厚。霜降り具合も適度で、食感とジューシーさを楽しめる。
調理方法
ラムのChuck Roll、肩ロースは、煮込み、ロースト、焼き料理など幅広く使える部位です。以下は具体的な調理方法です:
スライスカット:
焼肉(ジンギスカン)や炒め物用に薄切りにしても使いやすく、脂の風味が強いので香ばしさが増します。
ロースト:
塊のままオーブンや低温調理器で低温ローストすると、肉が柔らかくなり、脂の風味を引き立てられます。ハーブやガーリックで風味付けするのが一般的。
煮込み料理:
筋が多いため、時間をかけて煮込むと柔らかくなり、旨味がスープやソースに溶け出します。例: タジン、シチュー。
グリル・焼き料理:
厚切りにしてステーキやグリルにすることも可能。ミディアム程度に火を通すとジューシーさが楽しめます。
ラム ショルダー
用途:ステーキ、ジンギスカン
部位の概要
位置:
肩部分全体にあたり、ラムの前脚の付け根周辺(肩甲骨や前脚の上部)を含む広い範囲を指します。
肉質:
赤身が中心で筋が多く、適度な脂肪を含みます。筋肉がよく使われる部位なので、食感はしっかりしており、そのまま調理する場合は、煮込み料理などに適しています。
特徴:
焼くと香ばしい風味と濃厚な旨味が引き出されます。筋が多い部位ではありますが、薄切りにすることで食感が柔らかくなり、焼肉にも適しています。
焼肉(ジンギスカン)での楽しみ方:
薄切り:
ショルダーは薄切りにすることで、短時間の焼きでも柔らかく仕上がります。筋の部分が適度な噛み応えを残すため、食感も楽しい。
味付け:
シンプルに塩胡椒で味付けしても美味しいですが、味噌ダレや醤油ベースのタレで漬け込むとよりジューシーに仕上がります。
焼き方:
中火でサッと焼き、焼きすぎないのがポイント。焼きすぎると硬くなりやすいので注意。
しゃぶしゃぶでの楽しみ方:
スライス加工:
ショルダーは筋が多いため、非常に薄くスライスするのがしゃぶしゃぶに適しています。これにより、短時間の湯通しで柔らかく仕上がります。
つけだれ:
ポン酢やごまだれとの相性が抜群。大根おろしや柚子胡椒を加えるとさらに風味豊かに。
野菜との組み合わせ:
ネギや白菜などと一緒に煮ることで、ショルダーの旨味がスープに溶け込み、鍋全体の味が深まります。
ポイント: ショルダーは赤身が多いため、さっと湯にくぐらせるだけでOK。長く火を入れると硬くなるので注意。
ラック
部位:
ラムラックは背中部分の肉を指し、特に肋骨(リブ)周辺の肉を骨付きでカットしたもの。
特徴:
肉質は非常に柔らかく、脂肪と赤身のバランスが良い部位です。骨付きの見た目が豪華で、特にローストやグリルで使われることが多いです。
見た目:
骨が整列しているため、調理後の見た目が美しく、パーティーや特別な場面に適しています。
肉質:
非常に柔らかく、繊細な風味を持っています。適度な脂が肉の旨味を引き立てます。
調理のしやすさ:
サイズが比較的小さく、短時間で火が通りやすいのが特徴。
高級感:
ラムの中では最も高価な部位のひとつで、高級レストランなどで提供されることが多いです。
調理方法
1. ロースト
概要:
最も一般的な調理法。ラムラック全体にシーズニングをしてオーブンで焼き上げます。
調理例:
ハーブ(ローズマリーやタイム)とガーリックでマリネ。
180℃程度のオーブンで20〜30分焼くとミディアムレアに。
ポイント: 肉の中心温度を55〜60℃程度にすると最も柔らかく仕上がります。
2. グリル
概要:
炭火やバーベキューグリルで焼く方法。外は香ばしく、中はジューシーに仕上がります。
調理例:
オリーブオイルを塗り、塩胡椒をして強火で焼く。
骨を持ってそのまま食べる「フレンチカット」スタイルも人気。
3. クラスト焼き
概要:
パン粉やハーブをまぶしてオーブンで焼く方法。カリカリのクラストが食感をプラス。
調理例:
パン粉、パルメザンチーズ、ハーブを混ぜたものを肉にまぶし焼く。
4. フレンチカット
概要:
骨の部分の肉をきれいに取り除き、見た目を整える方法。豪華なプレゼンテーションに。
レッグ もも
部位:
ラムの後ろ脚の部分を指します。ヒレやもも、ランプが含まれる広い範囲です。骨付き、または骨を抜いた「ボンレス」タイプがあります。
特徴:
赤身が多く、脂肪分が控えめなため、ヘルシーでしっかりとした旨味が楽しめます。ラムの中でも比較的大きな部位で、豪快な料理に向いています。
肉質:
筋肉がしっかりしており、適度な噛み応えと赤身の旨味が楽しめます。調理次第で柔らかくジューシーに仕上げることが可能。
サイズ:
1本あたり1.5kg~2.5kgほどの大きさが一般的。ボリューム感があり、パーティー料理や家族でのディナーに最適です。
脂肪の少なさ:
赤身主体の部位なので、ラム特有の脂の風味が控えめで、ラム初心者にも食べやすい。
調理方法
1. ロースト
概要:
ラムレッグの代表的な調理法。骨付きの場合は見た目も豪華で、特別な日にぴったり。
調理例:
ハーブ(ローズマリー、タイム)やガーリック、オリーブオイルでマリネ。
オーブンで160~180℃で1.5~2時間焼く。
ポイント: 肉の中心温度を55~60℃(ミディアムレア)に仕上げるのが理想。
2. グリル
概要:
ボンレスにして厚切りカットし、バーベキューやグリルで調理する方法。
調理例:
ステーキ状にカットして、塩胡椒とスパイスで味付け。
強火で焼き、香ばしい表面を作る。
3. 煮込み
概要:
筋の多い部分は長時間の煮込みに向いています。
調理例:
赤ワインやトマトベースでシチューに。
ラムカレーやタジン鍋。
4. カットステーキ・しゃぶしゃぶ
概要:
ボンレスに加工したラムレッグを薄切りにして、しゃぶしゃぶや炒め物に利用。
調理例:
薄切りにして焼肉スタイル。
野菜と一緒に炒め物に。
<TFI Thomas Farmsの特徴>
品種 クロスブレッド(交配種)、メリノ種など。品種は指定できません。
肉質 臭みが少なく、肉質がとても柔らかいのが特長です。
飼育期間 生後2~12カ月の羊を使用しています。
飼料 牧草が中心ですが、農家によっては穀物を与えることもあります。抗生物質や成長ホルモン剤は使用していません。
遺伝子組み換え飼料 一部で使用されることもありますが、人間への食品同様にオーストラリア政府により安全性が確認されています。
ワクチン投与 感染症予防のため、獣医師の判断で必要時のみ実施されます。
残留検査 抗生物質や農薬の残留について定期的に検査が行われ、安全性が担保されています。
アニマルウェルフェアへの配慮 自社基準に基づき、動物の福祉に配慮した飼育が行われています。
第三者認証 HACCP、BRC、DAFFなどの認証・監査を受けています。
工場の特徴 ロボティクスの導入により効率的な処理を実現。特にタムワース工場では最先端の冷却技術が採用されています。3工場で週16万頭を処理する、豪州最大規模の設備です。
輸送方法 主に船便を利用し、輸送中に低温で熟成されることで、風味と品質がさらに向上します。